「HONOR〜守り続けた痛みと共に〜」東京公演の楽前日の昼と千秋楽を見てきました。

ワタクシがTEAM NACSの芝居を生で見るのは、「LOOSER」と「COMPOSER」に続いて三作目です。
正直、今回の作品が一番好きですね。

一言で言って、『70年にも及ぶ”愛のドラマ”』でしたね。
恵織村の物語というよりも、五作とチエの愛のドラマでした。
こう言う話には弱いです。
一人の人を思い続けてって話は。

一番グッときたところは、”戦争から帰ってきた五作の目の前でチエのやぐらが燃え上がる”所から
”HONORの木が燃え上がるところ”まで。
ここが一番良かった。
今回は、終始顕さんが良かったね〜。
すっごく良かった。
切なくなるくらい良かった。

せっかく戦争から帰ってきて、チエに会いにきたのに、目の前でやぐらが燃え上がってしまって・・・。
その時の五作が切なかった・・・。

林太郎が神木から離れない五作を連れて行こうとして、五作が抵抗するところ。
「イヤだーっ」ってセリフがやりきれない。

チエを思い続けた五作がやりきれない。

なんだろう、良かったしか言えないな〜。
全然まとまらない。
兎に角、良かったしか言えない。
それだけ、今回の話は切なかった。
最初から最後まで泣きっ放し。

でも、結局五作さんはチエに自分の気持ちを言えなかったけど、
最後に”HONORの木”の前にチエが出てきたって事はその気持ちが伝わったんだと思いたい。
五作は幸せだったんだと思いたい。

その他も見所は満載でした。

まず、楽前日のハプニング。

HONOR兄さんの尻尾の赤玉。
あれが、掴むようにって言う前に取れちゃって、洋ちゃんが「おれ、さっき掴んじゃったよ」って。
「掴んで投げちゃったよ」って言っちゃって。
そこツボ。

それと、東京楽日では、ドンドンそのシーンだけ長くなってきちゃって。
なんか、久しぶりにお芝居してて、すごく「楽しい〜」ってのが見て取れる。
楽しいお芝居でした。

すごく、暖かくなるお芝居でした。
久しぶりだ、こんな気持ちになれたお芝居は。

ありがとう、TEAM NACS。
また、良い芝居を見せてください。
楽しみにしてます。

2007年4月1日